書名 | 邪馬一国への道標 |
著者名 | 古田武彦 |
出版社・出版年 | 角川文庫・1982年 |
目次・内容構成 | はじめに 序章 邪馬一国探究に憑かれて 第1章 縄文の謎の扉を開く ・縄文人が周王朝に貢献した ・殷の箕子は倭人を知っていた ・孔子は倭人を知っていた 第2章 三国志余話 ・まぼろしの倭国大乱 ・陳寿とピーナッツ ・陳寿と師の予言 ・陳寿の孔明への愛憎 第3章 3世紀の盲点 ・それは「島」だった ・疑いなき邪馬一国 ・真実への道標 第4章 4~7世紀の盲点 ・歴代の倭都は「謎」ではない ・4世紀は「謎」ではない ・平西将軍の謎 ・一大率の探究 ・大宰府の素性 第5章 二つの不思議 ・親魏倭王の印 ・東方海上に紫庭あり ・八ヶ岳山麓の縄文都市 おわりに 解説にかえて―夢は地球をかけめぐる―小松左京さんと語る |
説明 | 1978年に出された同名の本の文庫化。1971年の「邪馬台国はなかった」の出版以来日本古代史の謎「邪馬台国」についてのタブーを解いて来た著者がその過程で明らかになって縄文以来の日本史の「謎」を一つ一つ資料に沿って解き、それは「謎」ではなく、古代史学会の定説を批判検討しないと言うタブーのなせる技だと言う事を明らかにした労作。特に第1章「縄文文明の謎の扉を開く」と第5章の「八ヶ岳山麓の縄文都市」は今日の三内丸山遺跡発見以後の縄文学の発展を文献史学の立場から予言した論文であり、いまだにそれを超える地平をもった論文である。 |
値段 | 380円 |