書名 | 縄文文明の発見―驚異の三内丸山遺跡― |
著者名 | 梅原猛・安田喜憲編 |
出版社・出版年 | PHP研究所・1995年 |
目次・内容構成 | まえがき(梅原猛) 第1部 縄文王国の謎 ・日本人の精神の故郷(梅原猛) ・日本の最大の縄文集落”三内丸山遺跡”(岡田康博) ・華やかなりし「北の大国」(小山修三) ・環太平洋の文明融合センター(安田喜憲) 第2部 三内丸山遺跡の環境考古学 ・ラグーンを臨む台地での生活(高橋学) ・縄文年代区分再考(北川浩之) ・クリ林が支えた高度な文化(安田喜憲) ・人里昆虫が語る人工の林(森勇一) ・人々の生活と自然とのかかわり(外山秀一) ・人々は寄生虫に悩まされていた(金原正明) ・魚と鳥の肉食生活(西本豊弘) ・巨木柱遺構の正体(宮本長二郎) ・農耕は行われていたか?(南木睦彦) 第3部 縄文文明の発見 ・縄文文明の発見(安田喜憲) あとがき(安田喜憲) |
説明 | 1995年完成の山内丸山遺跡を中心とした「縄文映画」の製作に関わり三内丸山遺跡の環境考古学的調査を行った編著者らが、その際の調査結果をもとに本にしたもの。第2部の三内丸山遺跡の環境考古学において、この遺跡を残した人々の生活が具体的に復元されている。そしてその結果を踏まえて「文明」概念の再検討が提起され、今後の文明にとって環境との共生こそ文明に必要な要件であることが縄文文明の復元から学べるとといているところは傾聴に値する。 |
値段 | 1500円 |