書名 | 「未開」概念の再検討T・U |
著者名 | 川田順造編 |
出版社・出版年 | リブロポート・1989・1991 |
目次・内容構成 | 《T》 はじめに(川田順造) 《U》 レジュメ 先史学から見た未開と文明 |
説明 | 東京外語大アジア・アフリカ言語文化研究所の共同研究プロジェクトとして1986年から1989年の間に行われた「未開概念の再検討」研究会の第1回から8回までの記録。歴史学・民俗学・民族学などの様々な分野の研究者があつまり、未開概念の再検討を行うとともにその対概念である「文明」の概念の再検討をも行ったもの。討論テーマは多岐にわたっているが討論の中での重要な確認事項の一つとして「未開」「文明」の概念はヨーロッパ中心史観によってつくられていること。そしてそのヨーロッパ中心史観を再検討すべきことがあげられている。これは現代文明を批判的に再検討するときの不可欠な視点を提供するものであり、示唆に富む討論である。 なおその後の89年90年における4回の研究会の記録が第V巻として刊行予定であるがいまだ未刊である。 |
値段 | T(2800円)・U(3500円) |