書名 | 海の古代史―黒潮と魏志倭人伝の真実― |
著者 | 古田武彦 |
出版社・出版年 | 原書房・1996年 |
内容・目次 | 第1章 海の実験場(序にかえて)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・古田武彦 第2章 古代黒潮交流の理論―日本列島から南米へ―・・・・・・・ベティ・J・メガーズ メガーズ博士(エヴァンズ女史)来日記念講演(1995年11月2日 憲政記念館) 第3章 海の国際交流ーエクアドル・足摺岬・和田家文書ー・・・・古田武彦 古田武彦教授講演(1995年11月2日憲政記念館) 第4章 はたして縄文土器は南米に行ったのか?(縄文ミーティング) ベティ・Jメガーズ 大貫良夫(東京大学理学部教授) 鈴木隆雄(老人総合研究所疫学室長) 田島和雄(愛知ガンセンター疫学部長) 古田武彦(昭和薬科大学教授)<司会> 1995年11月3日全日空ホテル 第5章 縄文人渡航説の追及と反論(ミニミーティング) 小林達雄(國學院大學教授) 増田義郎(東京大学名誉教授) 古田武彦(昭和薬科大学教授)<司会> 1995年11月10日学士会館分館 第6章 日本の土器と南米初期の土器の類似性 ―太平洋を横断する接触か独立の発明か―・・ベティ・J・メガーズ |
解説 | 1965年に発表された南米エクアドルのバルディビア遺跡の土器と縄文中期の土器との同一と言って よいほどの類似を根拠とするエヴァンズ博士夫妻の「縄文人太平洋横断説」は、発表以来30年間日本 古代史・考古学会の無視にあってきた。しかしその後、この説を補強するさまざまな発見により、1995 年にメガーズ博士(エヴァンズ女史)が来日し、日本の古代史家・考古学者・科学者との討論が実現した。 この書はこの歴史的な講演と討論の記録。 世界最古の土器である縄文土器の世界の文明の発展に与えた影響を考えるに不可欠な論考であり、 日本人の起源を考えるときに縄文人と海との関わりをとらえる格好の題材。 |
値段 | 1800円 |