四季の花暦
―庭の花々ー
2000年作品展から
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1月
白雪姫(白玉つばき)
12月から2月はじめまで咲く。開いたときは純白の花弁。一日たつと花弁が汚れてしまう。清楚な花。
2月
日だまり(福寿草)
2月はじめになると木陰で咲く。太陽のエネルギーを受けとめるように太陽の方に向きを変えながら咲く。
3月
小春日和(ぼけ)
2月から4月はじめにかけて咲く。咲きはじめの花弁の色は白。しだいにピンクがかかり、最後に赤になる。
4月
妖精(フリージア)
3月末から4月にかけて咲く。知人のヨーロッパ土産の種子から育てた。花弁の色も鮮やかで、真中に直立する純白の雌しべはまるで妖精のよう。
5月
風のささやき(スズラン)
4月末から5月はじめに咲く。花の純白の色は、咲いて2・3日で汚れる。鈴のように連なった花を見ているとスズランとは良く言ったもの。珍しく花の中が見える。
宇宙との交信(サボテン)
5月中旬から末にかけて咲く。次々に咲くが一日花。普通は下を向いて咲くが、この時は太陽に向けて光りを反射するかのように咲く一輪を見つけた
踊り子(ユキノシタ)
5月中旬に半日陰の場所に咲く。とても小さな華麗な花。大きな白い花弁に見える2枚は『がく』。フイルム上に花と同じ大きさに写して拡大したもの。
6月
蝶々(ムラサキツユクサ)
5月末から10月はじめまで次次に咲く。1日花。朝露が消えると共に花もしだいにしぼむ。小さなオシベが可愛い。
天女(ネジバナ)
6月中旬から7月はじめ、明るい日向の草原に咲く。我が家では芝生を占拠し、約200本。花の色は3種類。同じ種類でもねじれ方は個体毎に違う。
7月
舞い(ヒオウギスイセン)
6月末から7月はじめに咲く。扇のように広がった花茎にたくさんの花が次々と咲く。長く伸びたおしべとめしべとが特徴的。
8月
E・T(ハイビスカス)
8月から9月にかけて咲く。真夏のギラギラした太陽に似合う花だが、花びらが艶やかなのは朝のうちだけ。先端の雌しべの形が面白い。
9月
水神(ミョウガ)
9月はじめから10月にかけて半日陰に咲く。一つの芽に何本かの花を咲かせるが、一日花。茂みから除く花は、まるで龍の首。
線香花火(ツルボ)
8月末から9月末に明るい草原に咲く。1本の花茎にたくさんの花が下から次々に咲く様は、花火のよう。全て花は種子となり、すべてはじけとんで来年には芽をだす。
10月
和み(ベンケイソウ)
9月末から10月はじめに咲く。薄いピンクの花が把になって咲くが、小さな青虫が群がって葉・茎・花をむさぼり食う。花を見るには虫との競争。
11月
おゆうぎ(ヒイラギ)
11月。葉の間に小さな白い固まりが見えるがそれが花。触れるとすぐに花弁が落ちてしまう可愛い花。
12月
手のひら仏(サザンカ)
11月末から12月にかけて咲く。手のひらを開くようにゆっくり開花。真中の3枚の白い花弁は始めは半透明。おしべ・めしべが可憐。
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